目次
マレーシアから日本へ犬の血清持ち込み
この記事は、
⚪︎日本からマレーシアへペットを連れてきた方が2年以上間マレーシアに滞在した際の帰国前に必要になる狂犬病抗体検査
⚪︎私のようにマレーシアでペットを飼い始めた方が日本にペットを連れて帰るとき
に必要になる犬の狂犬病抗体検査
上記の方向けに書いた、私自身が犬の血清を日本へハンドキャリー(機内持ち込み)で持ち込んだ体験談をもとにした記事です。
結婚を機に海外に暮らしていると日本の家族に何かあったときなど、いざという時に愛犬を日本に連れて帰りやすい状態にしておこうと2025年6月に準備を始めました。
クアラルンプールから日本へ血清をハンドキャリーで持ち込んだ方のブログ(2020年のもの)を参考に進めたのですが、マレーシアのルール(クアラルンプール)にいくつか変更があったようなので記録に残しておきます。どなたかの参考になれば嬉しいです。
※こちらの記事は狂犬病抗体検査のために、犬の血清を日本にハンドキャリー(自分自身で)で持ち込み、空港から検査機関に送った2025年8月の記録です。手続き方法など急に変更されることもありますので最新の情報は必ずご自身で確認して進めてください。
私のケース
・クアラルンプール在住
・マレーシアで飼い始めた犬1歳
・マイクロチップ装着済み
・狂犬病予防接種2回接種後から準備開始
・利用した空港、KLIAと成田空港
・ANAの直行便利用
はじめに
狂犬病抗体検査について…
日本を出入国する犬は国で定められた狂犬病に対する抗体が規定値に達している必要があります。
健康な犬から血清をとり検査機関で抗体が規定値あるかどうかを検査し、その数値を証明書として発行してもらいます。
抗体数が規定値に達していることが犬を出入国の条件となります。
日本からマレーシアへペットを連れてきた方は、マレーシア入国前に日本国内で「狂犬病抗体検査」を受けて証明書を所持していると思いますが、2年間が有効期限になります。
有効期間内に日本へペットを連れて帰る場合はこの証明書が利用できますが、証明書の有効期限内であっても1年に1回の予防接種は必ず必要です。
また、マレーシアに2年以上の滞在になる方も少なくないと思います。
その場合、日本へペットを連れて帰る前に、再度証明書を取得する必要があります。
海外から検査機関に血清サンプルを送る方法は2つあります。
1つはEMSなどの国際配送を使って検査機関に送る方法で、もうひとつは今回の記事で紹介しているハンドキャリーで日本に持ち込む方法です。
日本政府が認めている検査機関は日本にある一般財団法人生物科学安全研究所(通称「RIAS」)とイギリスの機関の2つのようで、マレーシア国内で完結させることができません。
マレーシアの獣医さんにはイギリスの検査機関を勧められましたが、私は日本語でやり取りできることや、日本へ一時帰国するタイミングと重なったこと、前述した他の方のブログで「エージェントを利用せずに自分で持ち込める」と読んでいたので自分で血清を持ち込み、証明書を取得することにしました。
かかった費用
・狂犬病ワクチン費用(RM80×2)、マイクロチップ費用(RM120)
・ワクチンパスポートの登録と、血清サンプル RM157
・健康診断証明書 RM30
・エンドース前のMAQISの登録にエージェント利用 RM250
・狂犬病抗体検査証明書(2通)15,000円
・到着空港からのRIASへのクール便配送料
クアラルンプールのエンドース(裏書き)にルールが変更があったようで、ここはエージェントを利用しました。
自力でできた方のブログを読んでいたので個人でできると伝えたのですが、スタッフから「何年も働いてるけど見たことがない」などと言われ、、、
納得いかず、スランゴール州にも直接行ってスタッフに確認したらスランゴール州では個人でOKと言われモヤモヤしましたが、、そのことは詳しく別の記事で書きます。
手順
航空券を購入前に準備を始めました。
大まかな流れとしては
1、日本到着後に使う配送業者の営業時間を調べる。
2、日本の到着空港検疫に連絡し手順と書類の確認。
3、マイクロチップの装着(ISO規格)狂犬病の予防注射の接種。
4、マレーシアのワクチンパスポートの登録。
5、狂犬病ワクチン接種の約2週間後に採血して血清サンプルをもらう。
(獣医に必要書類にサインしてもらう)
6、血清を自宅で冷凍保存する。
7、空港検疫に、エンドース前の必要書類をメールで送り確認してもらう。
8、マレーシア国内にある政府機関で書類にサインをしてもらう。(エンドース)
9、エンドース後の書類を日本の到着予定空港の検疫にメールで送る。
10、利用航空会社に連絡(これは念のため行いましたが必須ではありません。)
11、血清の梱包
12、日本の空港到着後、検疫に立ち寄り「検査済証」をもらう。
13、空港で必要書類と結成を梱包し、一般財団法人生物科学安全研究所へ荷物をクール便で送る。
14、検査結果が手元に届く。
動物検疫所と検査機関の連絡先など
⚪︎動物検疫所の案内はこちらから見れます。
「狂犬病に対する抗体価の検査について」
⚪︎狂犬病抗体検査の検査機関である一般財団法人生物科学安全研究所(通称RIAS)の抗体検査の案内は「狂犬病抗体検査」のページから見れます。
※今回の記事は血清の持ち込みについてですが、マレーシアから日本へ犬ペットを連れて帰る方の手順は動物検疫所の「犬、猫の日本への入国 (指定地域以外編)」このページから確認ができます。
到着空港と飛行機の便について
「航空券を購入前に」始めた理由ですが、私の帰国した2025年の8月、日本は猛暑でマレーシアよりも暑い日が続いているとニュースで確認していました。
血清は冷凍保存をしてから保冷剤1つ(機内持ち込みの上限)を保冷バックに入れて梱包して検査機関に送ります。
冷凍しているとはいえそもそも量も1mlと少なく、保冷剤一つで何時間もの移動に耐えられると思えなかったので、自宅から検査機関に最短時間で届けられる時間を出してみました。
自宅からKLIAまでの移動時間+機内+日本到着から検疫+配送業者の営業時間などを調べました。
さらに検査機関であるRIASのサイトには以下のような案内があります。
到着日を含め2週間程で、1検体ごとに検査結果をご報告いたします。
平日(9:00~17:30)月曜日から金曜日(※金曜日は正午まで)までに受理した血清は、通常、翌週の木曜日に結果が判明いたします。
私は帰国中に、証明書原本を受け取りたかったので、自分の一時帰国の予定日数と検査機関の検査スケジュール、血清の発着にかかる時間と配送業者の営業時間を計算して、そこから日本到着時間の目安などをあわせて飛行機の便と一時帰国の日程を決めました。
とはいえ、一時帰国で2週間も滞在できないという方も多いと思います。
その場合は、海外の住所にEMSで原本を送ってもらうこともできます。
また検査結果の証明書は先にメールでデータで送ってもらうこともできます。
細かく項目を書きましたが、実際にやることはそこまで多くないと思います。
申請書の入手法や書き方、注意点は次の記事でご紹介します!
