不妊治療を始めていざ移植!と思ったらドクターストップがかかってしまった原因の一つが
卵管水腫でした。聞きなれない病気とその症状、体への影響など体験談をシェアします。
卵管水腫とは?どんな病気??
卵管が閉塞し卵管内に水が溜まってしまう状態が卵管水腫です。主な症状として、おりものの増加、不正性器出血、腹痛などがあり、不妊症の原因になることも。卵管水腫になる原因はクラミジア感染症、子宮内膜症、子宮外妊娠などと言われているそうです。
どうやってわかるの??
私の場合は、卵管が通っているかの検査(卵管造影検査)で卵管閉塞(卵管が塞がっている)がわかり、不妊治療のクリニックで採卵後(卵子を卵巣から取ること)に医師に卵管水腫があると言われて知ることができました。
妊娠への影響は?
私たち女性の体内には卵巣から子宮につながる卵管という細い管のような組織が左右にあります。毎月卵巣から排卵された卵子は卵管の途中で、運よく精子と出会って受精できたら、その受精卵は子宮へ向かい着床します。
卵管水腫になってしまった場合、水腫がある卵管は塞がっているため精子は卵子と出会うことができません。また、卵管に溜まった液体はたまに破れて内容液が子宮、膣へと流れ出ます。この液体が受精卵にとって毒性があり着床の妨げになるのだとか。受精卵は着床しなければ当然、妊娠に至ることはできません。
自覚症状
思い返してみると、数年前から稀におりもの量が少し多いかな?と思うことはあったので、もしかすると水腫が破れて流れ出てたのかもしれませんが、特に病気を疑うような量ではありませんでした。実際、この液体はホルモンに作用するのでおりものの量だけでは診断は難しいようです。
治療法
治療法はいくつかあるようですが、私は妊娠を望んでいたので医師に勧められて卵管ごと切除しました。手術は腹腔鏡手術で行いました。妊娠を望まないケースや合併症、症状によっても治療法は異なるようです。
妊娠を望む場合は
もし、なかなか妊娠が出来ない場合は、一般的な婦人科検診だけでなく不妊治療の医師に
相談することをおすすめします。
私は合計、婦人科医師5人に受診しましたが、卵管水腫を見つけられてのは1人だけでした。手術が必要だと言われて、とても驚いたし不妊治療が遅れてしまうので焦りましたが、手術で綺麗にすることが1番の近道になるようです。
他にも疾患があったので手術に踏み切りましたが不妊治療は3ヶ月ほどお休みになりました。
不安がある方は、医師を変えて、病院を変えて積極的に原因を探ることをおすすめします!!