はじめてフランス料理やイタリアンなどお料理がコースで出てくるようなお店に足を運ぶ際は、誰でも少し緊張してしまいますよね。ずらっと並んだフォークなどのカトラリー類はどれから使うのか?ナプキンはどこに置くのが正解?他のお客様の迷惑にならないか?チラチラと周りのテーブルの人がどうしているか確認したことがある人もいるのではないでしょうか。
ドレスアップして綺麗に食事する姿ははたから見ても気持ちが良いです。こちらの記事ではそんなレストランの入店から食事を始めるまでの基本のマナーを5つご紹介します。
荷物やコート
大きめの荷物やコート、上着類はフロントやクロークで預けます。男女ともにお財布やスマートフォンなどの貴重品は席に持参します。男性ならジャケットの胸ポケットに入れるのがスマートです。
女性の荷物は、空いている席か左足元に置きます。小さなバッグであれば体と椅子の背もたれの間でも良いですが、椅子のデザインによって食事中に荷物が落ちてしまうことがあるので気をつけましょう。男女ともにNGなのは、テーブルの上に荷物を置くことです。レストランではテーブルクロスはお皿と捉えています。 お皿の上に手荷物を置くことのないようにしてください。
ナプキンの使い方
一般的にナプキンは2つ折りにし、折り目を手前にして膝の上におきます。口元を拭くときはナプキンの端の裏側を使います。ご自身のハンカチやおしぼりで口を押さえるのはNGです。ナプキンに口紅がついてしまっても大丈夫ですがグラスにも付きますし、食事が始める前に軽くおさえておくとよりスマートだと思います。お手洗いは食事が提供される前に済ませておくのが望ましいです。もし席を立つ際にはナプキンは軽く畳んで椅子の上に置きます。
フォークやナイフ、カトラリーの使い方
ナイフやフォーク類は外側から使うようにセットされています。前菜が運ばれたら1番外側の左右のセットから使います。もし落としても自分では拾わずに軽く手を上げてサービスマンを呼びましょう。居酒屋ではないので大きな声で『すみませーん!』と呼ぶことのないようにしましょう。
お野菜やお魚、お肉をカットするのは、左端をフォークで押さえ、その横にナイフを入れて一口ずつカットして食べます。お肉やお魚を食べる前に全て切り分けてフォークだけで片手で食べるのはタブーです。
レストランでは基本的にひと皿ごとに新しいカトラリーを使います。食事を終えたらカトラリーを揃えて皿に置きます。
スープの飲み方
スープは手前から奥に向けてすくい音を立てずに飲みます。(イギリス式)残りが少なくなってきたら皿の手前側を持って少し傾けてからすくって飲みます。取っ手がついてるスープカップは口をつけてもOKです!
パンの食べ方
前菜が運ばれてくる前に提供されることが多いです。これは前菜が運ばれる前に食べ始めてOKです。一口に収まるサイズにちぎってバターやオリーブオイル、バルサミコ、メープルバターなど、お店ごとのスタイルを楽しんでください。お店によっては好きなだけパンを選ばせてくれるレストランもあります。
ちなみにパンをスープやソースをつけるのはマナーとしてはNGですが余ったソースが残らないくらい綺麗に食べているとシェフが喜んでテーブルに挨拶にきてくれることもあります。
まとめ
いかがでしたか?ここでは入店から食事が始まるまでの基本の5つをご紹介しました。初めてのレストランは誰だって緊張すると思いますが、最低限のマナーを知ればとても快適に食事を楽しむことができるようになります。